昨年から始まった「新NISA」や前園社長による「カブアンド」により、ここ最近で投資を始めた方が急増しました。
周りの友達が投資を始めたり、実際に勧められて悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
・投資(NISA)した方がいいのか悩んでいる方
・投資についての基本的な知識を身に付けたい方
・老後のお金が不安で投資に興味を抱いている方
今回は、投資(NISA)を始めるにあたり絶対に知っておくべき知識のみを記事にしています。ぜひ、投資を始めるかどうかの参考にしてください。
※本ページは一部プロモーションが含まれています。
お金の価値が減っている?

お金の価値が減っているから投資をした方が良い?
こういった言葉を聞いたことがありませんか?お金の価値が減ると言われてもピンと来ない方は多いと思います。
正しくは「お金の価値」ではなく「円の価値」です。
円の価値が落ちている原因に「インフレ」や「円安」があるので簡単に解説します。
①インフレとは

物価が上昇傾向になることを指します。今現在、色々なものが値上がりしているのは実感していると思います。物の価値が上がるということは、相対的にお金の価値が下がることに繋がります。
良いインフレは次のようなサイクルを起こします。

それでは自分に置き換えて考えてみましょう。
物価上昇している今、あなたの給料は上がっているでしょうか?
今、給料が上がらない職場にいるのであれば転職を考えるのも1つの手ですし、企業の成長に乗っかることができる「投資」を選択するのも良いでしょう。これが近年投資をする人が増えている1つの理由でもあります。
②円安・円高とは

近年は円安状態が続いています。
これは、世界的に「円」よりも「ドル」を欲しがっている人が多いということです。

上記図のように円安は輸入企業にとって不利です。日本の輸入品には食料や燃料など生活必需品が多く含まれるため、円安の影響を受けることで、物価高にも繋がります。
この円安状態もいつまで続くかはわかりません。下記表のように今まで円安・円高は繰り返されており、ある程度予測はできても、正確にその流れを読むことは不可能です。
1ドル一時126円台に 20年ぶりの円安水準、米国の利上げが影響:朝日新聞
円安な今、あなたの持っているお金の価値は徐々に落ちています。
これにより、円以外の資産を持つことを考えて投資を始める方も増えました。
投資における複利の効果
投資において複利の効果を知ることは大切です。
複利について知ることで「もう少し早く知っておけば良かった」と後悔する人は多いです。

上記図のように、複利は運用益が元本に加わっていきます。最初こそ単利と差はありませんが、長く続けることで雪だるま式に大きくなりその差は広がります。
複利は長期的な投資と相性が抜群に良いのです。そのため、投資はなるべく早くに初めて長く運用することが勧められています。
そして複利の効果を生かすのに最適なのが、今流行りの「積み立てNISA」です。
新NISAは非課税?

新NISAはグラフのように
つみたて投資枠として年間120万円、成長投資枠として年間240万円の計360万円をNISA枠で保有することができ、最大1800万円まで非課税で運用することができます。しかも期間は無制限です!

大多数の人は月々投資に回せる金額が1〜5万円くらいや!毎月5万円で運用したとしても30年間は課税対象にはならんで!そんくらい長期投資するのが好ましいからな!最初に設定したら、あとはほったらかしとき~
つみたて投資枠や成長投資枠について、詳しく書いた記事はこちら↓
いつから始めたらいいの?
結論、「今すぐ」です。
投資は早く始めて長く運用することがリスク軽減に繋がります。
暴落してから始めた方がいいんじゃないの?

暴落なんていつ来るかわからないもの待ってても意味無いで!株の値動きがわかる人はタイミング見てやったらいいと思うけど、そんな奴どこにもおらんからな!
そんなに株価の変動が怖いんやったらな、ドルコスト平均法について教えたるで!
①ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法とは?やり方・始め方、メリット・デメリットをわかりやすく解説|K-ZONE money
価格変動のある商品を一定金額、定期的に購入する方法
上記の図から下げ局面こそドルコスト平均法の力が発揮されることがわかります。
そのため定期的に一定額ずつ投資していく「積み立て投資」が初心者にはおすすめです。
長期投資とも相性が良く、購入単価を抑える効果が期待されます。
リスク分散の合言葉としては「長期、積立、分散」です。オルカンやS&P500など広く分散されたファンドで長期的に積立投資をしていくことが勝つ確率が高い方法です。
株をするリスクを知りたい。
投資は必ず儲かるものではありません。もちろん損する可能性もあります。
①過去のデータはあくまで「過去」
コロナショックの株価下落を考えてみる | プルータス・マネジメントアドバイザリー
上記図では実際に暴落が起こった時のチャートの様子を表したものです。近年ではコロナの影響により株価が暴落したため、急激にお金が減った経験をされた方は多くいました。
短期的に株を売買することの恐ろしさがわかるグラフになるかと思います。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS(イーマクシス)
上記図では一時の暴落はあるものの、長期的にチャートは右肩上がりを形成しています。
このように過去のデータからは広く分散された投資信託(オルカンやS&P500)の場合、20年以上の長期投資を続けることで元本割れなく全てプラスになるとの成績が出ています。しかし、これもあくまで「過去のデータ」です。参考にはなりますが、未来への保証にはならないので注意です。
②暴落に耐えられない
米国株式市場では過去95年間で9回の大暴落を起こしています。
記憶に新しいのは先ほどの表にあった「リーマンショック」や「コロナショック」でしょう。過去の歴史から約10年に1回は大暴落が来ることから、20〜30年以上の積み立て投資を始めると、大暴落を2〜3回経験する可能性は高いです。
暴落時には資産が減っていく恐怖に耐えられず、売ってしまう方が大半です。しかし積み立て投資の場合は「暴落」こそ大チャンスです!焦って売らないように注意しましょう。

さっきのドルコスト平均法を思い出すんやで~
③未来よりも大事なのは今?
リスク的な話ではないですが、重要なことなのでここでお話します。

投資にお金を回すということは、その分20〜30代の若い時にしか経験できない遊びや趣味が十分に出来なくなる可能性があります。70代で資産が増えて裕福になったとしても、足や腰が悪くどこにも行けない思いをするのも辛い話です。
未来は誰にもわかりません。大事なことはバランスを取ることです。未来を見据えつつも今を大事にしましょう。
④為替リスク

為替相場の変動により、円と外貨の価値が変動すること

円安・円高についての知識がここでは大事やで!不安ならもっかい見直しとき〜
新NISAで人気な「オルカン」や「S&P500」は外貨建て資産です。
上記図のように円安時(150円で1ドル)に株を買い、円高時(1ドル80円)で売った場合、たった1ドルだけでも70円損したことになります。
保有したドルをいつ日本円に戻すかにより価値が変動する。これが為替リスクです。
外国の株を買う場合は「為替リスク」が付いてきます。今後の為替相場を正確に読むことは不可能に近いです。このリスクを軽減するためにも「長期間の運用」は推奨されています。

もちろんやけど日本株の場合は、この為替リスクは関係ないからな〜!

なんでみんな為替リスクを取ってまで外国建ての資産を持つのかしら?

そりゃ日本株よりオルカンやS&P500の方がリターンを期待できるからに決まっとるやろ!!下記表を見てみなはれ!
オルカンとS&P500を両方買う意味はある?どっちがいい? | 株式会社アルビノ
上記図は米国株式、世界株式、日本株式それぞれの総収益指数の推移について、約30年間のパフォーマンスを比較したものです。
この先がどうかるかはわかりませんが、過去のデータを見てあなたなら日本株、外国株のどちらに期待しますか?
⑤NISAの改悪
新NISA制度の一部が改悪になってしまうリスクもあります。すでに保有しているものへの課税は違法にあたるので、今後も課税対象とされることはありませんが、何かしら制度が変わり不利益が生じる可能性もゼロではありません。近年iDeCoの制度が一部改悪になり話題になりました。
制度改悪はリスクを考えるにあたり、無視できない要因の一つとなります。
ネット証券がおすすめ
株を始めるのであれば「ネット証券」がおすすめです。お手軽で手数料が安いことから多くの方がネット証券を利用されています。

これからお金貯めようとするのにいらん手数料支払ってるようじゃダメやで。株を始めるなら銀行窓口よりネット証券一択や!
①おすすめネット証券
楽天証券、SBI証券、松井証券
正直この辺を選んでおけば間違いないです。どれも人気の証券口座です。それぞれの特徴だけ簡単にお伝えしておきます。
1.楽天証券
顧客満足度NO.1
①手数料の安さが業界内で最安水準。
②楽天銀行や楽天カードをいっしょに使うとお得。楽天ポイント付与あり。
③無料のスマートフォンアプリ「iSPEED」株取引がこのアプリ1つで可能。会社四季報や株主優待情報へのアクセスもできます。

楽天ユーザーなら楽天証券がおすすめやな!
2.SBI証券
証券口座人気ランキングNO.1
・手数料の安さが業界内で最安水準。取扱銘柄数も充実。
・「SBI新生銀行」または「住信SBIネット銀行」と連携することで、預金金利優遇や、ATM手数料・振込手数料無料。
・三井住友クレジットカードでの積立でVポイントが付与。

三井住友のカードを持っている人やSBIネット銀行を利用している人はおすすめや!
3.松井証券
国内初のインターネット証券取引を始めた老舗企業
・国内株式取引は1日50万円まで手数料無料。また25歳以下なら、国内株式の現物・信用取引の手数料が完全無料。
・投資信託の残高に応じて最大1%のポイントが付与。独自のポイントだが、PayPayポイント、dポイント、Amazonギフトカードとと交換することも可能。
・夜間も取引が可能。信用取引のサービスも充実

どちらかと言えば少し玄人向けやな!がっつり投資に取り組みたくなったら松井証券はおすすめやで。
まとめ
今回は超初心者向けに「投資って本当に良いものなのか?」「本当にやった方が良いのか?」について解説しました。今回の記事を読み、メリットやリスクを知ったうえでご自身で判断してください。投資は自己責任です。大事な資産なのでよく考えましょう。
私的には投資は本当におすすめです!まずは少額から始めてみると良いでしょう。投資を始めることで経済や政治にも目が向き、世の中の流れを知れることもメリットだと思います。この記事を読んで少しでも投資に興味を持ってくれれば幸いです。
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