【上京に悩んでいる方へ】上京して良かったこと、後悔したこと。【体験談】

雑記ブログ

愛媛で20年間生まれ育ち、就職とともに上京。期待と不安を抱えながら飛行機に乗り込んだあの日から3年が経とうとしています。

今回は上京に悩んでいる方向けの記事です。

私も当時はすごく悩みました。なぜなら家族も友達も地元も大好きだったからです。そんな私がなぜ上京を決断したのか?実際のデータと私のリアルな体験談をもとに記事を書きました。

大まかな内容としては

・上京を決めた理由

・上京して良かったこと、後悔したこと

・どういう人が上京に向いてるか

この3点をまとめています。上京を考える際の参考になるかと思います。

※本ページはプロモーションが含まれています。

①上京を決めた理由

2022年の7月に地方出身学生の上京就職に関する意識調査が行われました。東京で就職をしたいと考えている地方学生103名に協力していただいた結果が下記図になります。

出典元:株式会社ブレイバンステクノロジーズ/https://www.bravance.co.jp/

約3割近くが東京への憧れを持ち上京を考えていることがわかります。

私が上京したいと思った理由も「東京への憧れ」です。一度きりの人生、都心での生活を知らずに終わりたくないという気持ちはずっと持っていました。その他にこまかな理由としては

・新しい友達を作りたい

・稼げるところで働きたい

・いろいろなライブ・イベントに参加したい

があったと思います。

一度地元で就職してしまえば、次に上京を考えるときのハードルは何倍にも上がってしまいます。まだ若い今がチャンスだと思い、新社会人になる年に上京しました。「ダメだったら帰ってこれば良い」そんな気軽な気持ちだったと思います。

親の意見は?

両親に上京したいことを伝えるのは緊張しますよね。私もそうでした。勇気を振り絞り相談しましたが、初めは猛反対その理由としては

①金銭的に上京を手伝える余裕はない。

②東京に知り合いは誰もいない、困った時に頼れる人がいない。

③東京は遠い、何かあってもすぐに助けに行けない。

すんなり了承してくれるとは思っていませんでしたが、かなりの猛反対で当時はかなり落ち込んだことを覚えています。

地方から首都圏の大学へ進学したお子様がいる保護者の方約350人に「上京(一人暮らし)について」アンケートを取った際には下記図のような結果が出ています。

引用文献:地方大学と首都圏大学|がくたま 大学情報・資料請求まとめサイト

賛成派が約9割を占めている形となり少し意外でした。賛成理由としては「お互いの自立の為」、 「自分達も東京の大学へ通っていたから」 が挙げられています。

私はどうしても諦めきれなかったため、説得を続けました。最終的には両親を納得させた、私の説得術を少しお伝えします。

・親から反対された時の説得方法

①お金を貯める

東京での生活にはお金が結構かかります。私の両親の懸念点でもありました。そのため高校3年時からバイトを始めて貯金を続けました。もちろん、その資金だけで上京生活がやりくりできるわけではありません。上京に対する本気度を見せるには「行動」が一番です。両親に頼らなくてもやっていくんだという心意気でお金を貯めていきましょう。

②就職活動を始める

「行かなければいけない状況を作る」私的にはこれが一番効果がありました。

最終面接前までは東京の企業に受けていることを両親に言っておらず、ひっそりと就職活動を行っていました。打ち明けた時は「そこまで本気なら応援するよ」と初めて了承してくれ、心から嬉しかったのを覚えています。

就職先が決まったあとのことも自分なりに考えておきましょう。部屋探しや引っ越しの準備、家具家電の購入など、上京準備は大変です。「先を見据えて考えて動いている」ことが両親への説得方法としては効果的です。

③親戚を頼る

10代の学生が都内での生活をイメージするのにも限界があります。上京についての相談を両親に言いづらい時、私は親戚を頼っていました。都内での生活資金や物件の見つけ方、治安の良いエリアなど多くのことを教えてもらいました。

親戚の人には両親に内緒でと伝えていましたが、おそらく言っていたのではないでしょうか。「親戚にも相談している」これだけで両親に本気度は伝わります。もちろん、迷惑をかけるなと怒られるリスクはありますが、自分の力だけでは限界があります。頼れる人は頼っていきましょう。

②上京して良かったこと

①新しい友達が増えた

大好きな地元の友達と離れてまで上京を選んだ私。もっと色々な人と出会い、仲良くなってみたい。上京前からそんな希望を持っていました。東京に来て半年ほどは1人寂しい時間を過ごしましたが、徐々に新しい友達ができ、今では良い仲間達に恵まれて充実した日々を過ごしています。

東京には本当に色々な人がいます。育ってきた場所が違えば常識も変わり、見るもの聞くもの全てが新鮮に感じます。自分を広く深く成長させてくれる、そんな出会いもあるかもしれません。人脈を作りたい方にとって東京は最適の場だと思います。

②旅行行きやすい

東京は電車や新幹線、飛行機と公共交通機関が盛んで、色々な場所に行きやすいメリットがあります。上記図の黄色で塗りつぶしたところは、私が上京して3年間で旅行した場所です。見知らぬ土地への旅は心がワクワクし、そこで触れ合う体験は人生の糧となります。

③夢ができた

東京には「夢に向かってチャレンジ」している方がたくさんいます。私もこれまで、居酒屋やフットサルイベントなどで夢をもって上京してきている素敵な方たちにたくさん出会ってきました。

・音楽で生きていきたくて思い切って上京。バイトをしながら音楽活動を頑張っている。

・本業をしながら和食作りに取り組んでいる。将来的にはお店を持ちたい。

起業したくて上京した。今では尊敬する社長のもと勉強している。

こういった方たちと出会いを重ねていくと、誰しも影響を受けてしまうもの。「私は何がしたいのだろうか?」こういうことを頻繁に考えるようになり、自分の人生について深く考えるきっかけになりました。

「自分を変えるための第一歩は環境を変えること」多くの著名人が環境への重要さを語っています。上京したからこそ、夢を持った人たちと出会うことができ、自分も夢を持つことができました。

私の夢は「事業を興すこと」「本を出版すること」

こういう夢を持てたことは、上京する前の自分には考えられないことでした。環境の大事さを実感しています。自分の殻を破りたい方はぜひ、上京にチャレンジしてみましょう。

④地元が大好きになった。

上京あるあるですが、地元を離れてから地元の良さに気づく体験は私にもありました。地元の過ごしやすさや人の温かさ、新鮮な果物や魚は当たり前に手に入るものではありません。それに気づかされてから地元がより一層好きになりました。

東京に来てから多くの方に「どこ出身なの?」と聞かれますが、その度に地元語りが止まらなくなります。より多くの人に地元の良さを知ってほしい!旅行先に選んでほしい!そう心から思える場所が地元であることが何より嬉しいのです。

⑤イベントに参加しやすい

ライブやイベントに気軽に参加できる点も上京のメリットです。年中イベントがあるため、参加することで色々な人に出会えたり、珍しい体験や感動に出会うことができます。私はよく仕事終わりに神宮球場で野球観戦したり、ダイバーシティ東京でライブを観に行っています。地元にいたころでは考えられないほど充実した日々を送ることができています。

③上京して後悔したこと

①尋常じゃない寂し

今でもふと寂しくてたまらない日はあります。地元の友達が集まって遊んでいるインスタ投稿を見た時には「なぜここに自分がいないのだろう?東京に来てまで何をしたかったのだろう?」自分で選んだ道は正しかったのかと悩み苦しんだ時期もありました。

下記の図は株式会社i-plugによって行われた、2025年卒業予定学生を対象にした「希望する居住地」に関する調査の結果です。

大学進学時に地元を離れた就活生の4割以上が「地元に帰りたい」と回答。「家族」が最多の理由に | 株式会社i-plugのプレスリリース

こちらの図からは「地元に帰りたい」と思う背景には家族愛や地元愛が関係していることがわかります。私が上京して1年経った頃、学生時代の友達が3人上京してきましたが、そのうちの2人はすぐに地元に帰ってしまいました。理由を聞くと「地元が恋しくなった」とのことです。

同窓会に参加できなかった。

地元に帰るとなれば、仕事の予定を調整し飛行機や新幹線の手配が必要となります。GWや年末年始には帰省する人も多く飛行機の価格は高騰します。

1ヶ月前に実家の方に中学校の同窓会案内のハガキが届きそれを親から教えてもらいました。急いで仕事の調整をしましたが間に合わず、卒業以来初めての同窓会には参加することができませんでした。古き友人たちが久しぶりの再会を楽しんでいる中、置いてけぼりの気持ちになったのは言うまでもありません。すぐに帰ることができないのは貴重な出会いの場を失うことにも繋がります。

③お金が溜まらない

都内は家賃・物価ともに高騰しています。地方より給料が高い都内に引き寄せられた私も、まず家賃の高さに面を食らいました。

下記写真は、2022年にLIFULL HOME'Sで掲載された物件データです。25平米の目安は8畳居室+水回りの1Kです。(1Rであれば11畳ほど)

【ホームズ】東京で一人暮らし…「健康で文化的な住生活を送るのに必要不可欠な広さ」の家賃相場は? | 住まいのお役立ち情報

最低家賃でも6万はかかると考えておいた方が良いでしょう。

せっかく都内に来たのにお金が無くて引きこもっている。今の時代、このような状況になる可能性は高いです。魅力的なイベントや美味しいお店も多い、誘惑の街「東京」だからこそ、節約術や家計管理方法を早めに身につけましょう。

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④人が多すぎる

令和7年1月1日現在の東京都の人口は、推計で14,195,193人。【引用:東京都公式ホームページ

日本で一番人口が少ない鳥取県は推定53万人であり、東京はその約26倍です。

人が多いことによる一番の苦痛は通勤です。覚悟はしていましたが、朝から満員電車に乗るのはかなり辛いものでした。私の仕事の同期は満員電車に慣れることができず、通勤が困難となり仕事を辞めてしまった方もいます。

近年はインバウンドの影響により外国人観光客も増えています。休日を温泉やサウナでゆっくりしようと考えても、人気な場所であれば人が多くて落ち着けないことも多々あります。

③上京に向いている人

私がこれまでに出会ってきた上京人を振り返り、東京に向いている人の特徴をピックアップしました。これらに1つでも当てはまる方は、この機会に上京を考えてみてはいかがでしょうか。

大きく分けて3つ紹介します。

①稼ぎたい意欲がある人

②出会いの場が好きな人

③明確な夢がある人

1、稼ぎたい意欲がある人

「稼ぐ」ことに注力するのであれば東京は良い環境であり、企業の社長さんのような成功者にも結構簡単に出会うことができます。地方よりもチャンスをつかめる可能性が高いのが都内の魅力でもあります。稼ぎたい気持ちが強い方は「上京生活の寂しさ」や「満員電車の苦痛」なども未来の裕福な暮らしのための投資と捉えて、乗り超えていける人が多いイメージです。

2、人との出会いを楽しめる方

上京生活を楽しく過ごせる人は「人との出会いを楽しめる方」です。人と出会うことや出会う場所に行くことが好きな方は上京が向いていると言えるでしょう。出会いは人を広く深く成長させてくれるものです。人口の多い東京だからこそ、出会うことにより自分の「本当にやりたいこと」「好きなこと」を見つけることができるかもしれません。

3、明確な夢がある人

明確に叶えたい夢がある方も上京に向いています。都内にはそういった夢を持った方がたくさん集まっています。夢を夢で終わらせないためにはチャンスがある環境に身を置くことが必要です。

私の高校時代の友人は、音楽で夢を叶えるために地方の大学を中退し、そのまま上京。現在も音楽活動に明け暮れています。その友人はこう語ります。「後悔しないやり方を選んだら自然と東京に来ていた。生活は大変だけど、良い仲間達に出会えて切磋琢磨できるこの環境が今は心地いい」

④まとめ

上京生活は楽しいものです。東京で生活してみたい気持ちが少しでもある方はぜひチャレンジしてほしいです。上京前は不安で仕方なく、上京後の半年は孤独で寂しい時間が私にもありました。それを得て、今ものすごく充実した時を過ごしています。新しい夢ができ将来への希望を見出せたのも、都内に来たからこそだと思います。この記事が今悩んでいる方の上京への勇気に繋がれば嬉しいです。いつか都内で一緒にお酒を飲める日が来るのをお待ちしております。

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