【一生使える】上司から高評価を貰える面談の答え方

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みなさんこんにちは、がくです。

今回は上司との面談で高評価をもらえる受け答え方について解説していきます。

この時期、多くの企業が「評価面談」「目標設定面談」を行い、仕事内容をチェックしたり、キャリアの方向性について話す機会を設けています。

面談は「コミュニケーション」の機会であり、お互いの認識を揃えて、次のステップへ進むためにも大事なものですが、この面談を苦手に感じる人は非常に多くいます。

下記画像は、石堂株式会社が2020年1月1日〜同年12月31日内に20代の若手社員200名に対してアンケートを実施し、社内面談の実態を若手目線から調査したのものです。

【働く20代に調査】若手は、上司との面談が必要ない?! | 株式会社OVER20 & Company.のプレスリリース

引用元:株式会社OVER20 & Company

上司との面談を必要に感じている20代は5割を切っており、その理由としては

尊敬できる上司がいない
上司に本音で話すわけがない
自分の経験で物差しを測られるのが嫌だ

が挙げられています。

面談は業務態度や課題の処理速度など自分の仕事ぶりを評価される場所であるため、緊張するのは当然ですし、苦手に思えたり必要性について疑問視される方も少なくないと思います。

しかし、そんな面談で自分の評価が確立してしまうのも事実です。

ここでは

・面談を上手く乗り切りたい!
・良い評価をもらいたい!

こういった方向けに評価が爆上がりする面談時の答え方について解説していきます。

社会人歴3年目の私が実際に試してみて「本当に3年目なの?」と驚かれた答え方です。

大きくまとめて下記4つの内容を中心に解説していきます。

・目標の立て方
・徹底的な準備
・俯瞰した自己分析
・面倒な仕事をふられた時の交渉術

1.目標の立て方

面談をうまく乗り切るためには「目標の立て方」が重要になります。ポイントとしては5つ。

①具体的
②魅力的
③測定可能
④達成可能
⑤関連付け

それぞれ1つ1つのポイントと具体的な例を挙げて解説していきます。

①具体的な目標

目標を立てるのに重要なことの1つは「明確さ」です。曖昧さや抽象さをなるべく排除して何を達成したいのかをはっきりさせましょう。

(具体的な例)

‪✕‬ 仕事で成果を出す
◯毎週金曜の午前中に1時間かけて来週のタスクをリスト化し、6月までにプロジェクトの進捗度を40%に上げる。

×資格の勉強をする
○毎週土日の朝10時から2時間、○○資格の勉強をする。

具体的な目標を設定することで、「本気度」を上司に伝えることができます。

また、「何をするべきか」が明確になることで、行動に移しやすいのも利点です。モチベーション維持のためにも短期間で達成できるものを選定しましょう。

悪魔の囁き
悪魔の囁き

実際にやってるかどうか、具体的なところまでは上司にはわからないからね。ある程度達成見込みのあるものを設定し、それに具体的な行動を付け足すだけで「やる気」の見せかけは簡単に作れるよ。
まぁ、何の成長にも繋がらないから「見せかけ」を優先する人にはオススメだね。

②魅力的な目標

目標は魅力的であるべきです。上司も自分自身も「そうなればいいな」と思える魅力的な(希望に近い)目標を設定しましょう。

(具体的な例)

‪‪✕‬売上に貢献する。
◯毎週金曜までに5件の新規顧客とアポを取り、6月末までに契約を3件獲得して、チームの売上を前年比10%アップさせる。

‪✕‬商品の認知度を高める。
◯毎週水曜日に30分、SNSキャンペーンの分析を行い、7月末までにフォロワー数を15%増やし、新商品の認知度を高める企画を1つ実行する。

重要なことは自分と会社、双方に利益があることです。会社の利益や成長にまで目を向けて目標を立てれる人は少ないです。また実際に達成することで職場での地位は上がり、自分の成長にも繋がります。

悪魔の囁き
悪魔の囁き

会社にも利益がある魅力的な目標は上司の大好物や。ただ設定難易度は高いからとりあえず立てればいいものでもないで。魅力的で明確な目標は時に自分を追い詰めてしまうから注意が必要や。「見せかけ」を優先したい人は踏み入れん方がええで〜

③測定可能

進捗や達成状況が客観的にも確認できるように、測定可能な「数値」を用いた目標を立てましょう。目標が曖昧にならず、成功したかどうかをはっきり判断できるようにする重要な要素です。

(具体的な例)

‪✕積極的に電話をかけて売上を伸ばす
○毎週5件の顧客に電話をかけて、6月末までに売上を10万円増やす。

‪✕‬夏までにダイエットを成功させる
○毎朝20分ウォーキングして1ヶ月で体重を2キロ減らす。

測定可能な目標は、上司が成果を判断する際に感覚ではなく事実で確認することが出来ます。また、数値化されることでモチベーション向上にも繋がります。

悪魔の囁き
悪魔の囁き

数値で達成された目標には上司も難癖つけれないからね。ただ、数値そのものは客観的な事実を示すけど、どう使って解釈するかで簡単に真実は歪められるからね。「見せかけ」の目標を立てたい人には有効かもね。

④達成可能

自分の能力や環境など、現実的な状況を考慮して無理なく到達できる目標を立てましょう。努力すれば達成が見込めるラインが最適です。

(具体的な例)

‪✕‬1週間で英語をマスターする。
○毎週10単語を覚え、6ヶ月後に日常会話を試す。

‪✕‬1ヶ月で営業成績を10倍にする。
○毎週5件新規アポを取り、3ヶ月で売上を20%増やす。

「このくらいなら行けるだろう」と自分のペースに合わせて設定することが大切です。根拠の無い自信で設定せず、自分の能力と周囲の環境を考慮しましょう。

悪魔の囁き
悪魔の囁き

達成可能かどうかは自分の匙加減で決まることもあるからな。やる気を出せば明日にでも達成できるものをそれっぽく書くだけで「見せかけ」は簡単に作れるで。何の成長にもならんやり方やけどな。

⑤関連付け

目標は目指したい未来と繋がっている必要があります。現在の状況や役割に結びついていて、自分にとって意味のあるものを設定しましょう。

(具体的な例)

‪✕‬(営業職なのに)新たな企画書を完成させる。
○毎週3件、既存顧客にフォローアップの電話をかけ、10月までにリピート率を15%上げる。

‪‪✕‬(貯金したいのに)飲み会は必ず参加する。
○毎月給料日から1万円を貯金する。

状況や環境、価値観が変われば、関連性も変わってくるため適宜見直しが必要です。「なぜこれをやるのか?」を明確にするためにも関連性を意識して目標を立てましょう。

優しい呟き
優しい呟き

関連性がないと訳分からないものになるからね。普通に目標立てれば関連性がズレることは少ないけど、会社の方針や他人の目標に引っ張られて、自分の目指すべきものを見失う時はあるから注意してな。

2.徹底的な準備

面談も事前準備が大切です。数時間かけて準備する必要はないので、頭の中で話したいことを整理しておきましょう。

①現状の整理

現状を正しく認識し下記点を中心に話せる内容を考えておきましょう。

・主に取り組めたもの
・今取り組んでいるもの
・良かった点、改善点
・1年間の感想

自分の仕事の進捗や課題を整理することが目的です。

②目標設定

前章で記載した目標設定の仕方を参考に、来年度の目標を立てましょう。

重要視してほしいのは①具体性②測定可能③達成可能の3点です。

③自己評価

面接の場で1番重要とも言えるのが「自己評価」です。いかに自分を俯瞰した状態で分析し、その対応策を練れるかが大切です。これが確立していると上司からも高い評価を得られやすいです。詳しくは次の章で記載します。

④質問をリストアップ

上司との面談は貴重な時間です。この機会に聞きたいことや相談したいことを尋ねれるように、予めまとめておきましょう。

(例文)
・現状で改善すべき点はありますか?
・この目標達成期間を6ヶ月にしましたが、早めたり遅らせたりした方が良いでしょうか?
・電話対応で上手く話せるコツはありますか?
・来季に部署変更を考えているのですが、私に合っているでしょうか?

3.俯瞰した自己分析

自分自身を客観的に見つめ直す、俯瞰した自己分析。強みや弱みを深く理解し、自分の行動や選択に軸を持たせることで面談での発言に説得力をもたらしてくれます。

この俯瞰した自己分析について、下記で実例(実際に私が使ったもの)を紹介したいと思います。多くの人に当てはまるものであるため参考になると思います。

①受動的ではなく能動的

大半の人間は「受動的」です。

・誰かに支持されるのを待つ
・リアクションが主
・状況に流される
・リスクを取らない保守的な方法

主に上記が受動的の特徴であり、良くも悪くも「受け身」の状態です。

それに比べて「能動的」というのは

・自らが率先して動く
・アクションが主
・状況を先読みして対策を立てる
・リスクを取るチャレンジャー

両者の特徴を見比べると、この世には「受動的」な人間が多く存在しているのがわかります。

では、自分自身はどうなのか?これを考えることが「俯瞰した自己分析」に繋がります。

下記は私が実際に面談時に発言したものです。

ある程度、仕事が上手く進んでいるなと感じた時はだいたい受動的な自分がいるのです。何か事件が起こっすたものに対してミスがないように対処しているので、周りから見たらそつなくこなせているように見えるかもしれませんが、ただ受動的なだけなんです。
来年度は能動的を意識し、安全面を考慮した上で利用者の最大能力を引き出せるようにチャレンジしていきたいと思います。能動的な行動にはまだ怖さがあるので相談する機会が増えるかと思いますが、よろしくお願い致します。

※私は作業療法士です。上記文を自分の職業に具体的に落とし込めてください。

能動的とは相手に影響を与えることです。そして仕事において重要視される人材です。自分自身で気づき、課題だと認識して表明することが重要であり、上司からも高評価を得られやすいです。

②具体的に捉える

仕事において顧客は「人間」であり、同僚や上司、取引先もみな「人間」です。結局のところは仕事のほとんどが「人間関係」で出来ており、人間関係を円滑にすることや人間を深く知ることは仕事の成果や効率アップに繋がります。

そんな中で私たちは顧客や仕事仲間と良い人間関係を築けているでしょうか?その人の「一部(抽象)」を見て、全てを判断してはいないでしょうか?

(例文)
・特に文句を言わないからこの商品は気に入ってもらえてるだろう。
・あの人はたぶんこの仕事を嫌がるだろう。

人間関係を構築していくには、相手を具体的に知ろうとするところから始まります。そして、その手段が日々のコミュニケーションです。当たり前で簡単な「日々の会話」が重要になってくるのです。

この社内・社外でのコミュニケーションの様子を自分自身はどうだったか、少し考えてみましょう。これもまた「俯瞰した自己分析」に繋がります。

先程と同様に私が実際に面談で発言した内容を下記に記します。

利用者さんを担当して1年、もう全てを知った気でいましたが、最近新たな情報を知ったことで、いつもと違った一面(考え)を見ることが出来ました。相手を深く知ることで本心に気づくことができ、それがより良いサービスの提供にも繋がっていきます。今後もより関係性を構築していくために精進します。
また同期や先輩たちとも近日は業務連絡の会話が中心となっており、その人がどう考えてどう行動しているのかを知る(相手を具体的に見る)コミュニケーションの部分を少し疎かにしていたことに気付きました。利用者さんも職場の人も、もっと深く理解していくために日々の会話から取り組んでいこうと思います。

※私は作業療法士です。上記文を自分の職業に具体的に落とし込めてください。

他者の本心を引き出し、ニーズに沿ったものを提供できる人は会社でも重宝される優秀な人材です。その第一段階の「本心」を引き出すためには相手のことを具体的に知る必要があります。日々のコミュニケーションを意識しているとアピールすることは上司からも高評価を得られやすいです。

4.面倒な仕事を振られた時の交渉術

面談時に上司から高評価を貰うための方法を3章に分けて解決していきましたが、あえて一言でまとめるとすれば「意欲を見せる」ことです。

俯瞰した自己分析の内容と対策を伝え、上司に意欲を感じ取ってもらえたら面談は大成功です。

しかし注意して欲しいのは、意欲を感じ取った上司が、期待値のあまりどんどん仕事を振ってくることです。

もちろんチャンスのある仕事は喜んで引き受けましょう。巡ってきたチャンスは面談時の功績です。

しかし仕事は自分にとって都合の良い内容ばかりではありません。

・面倒な仕事
・自分に向いていない内容の仕事
・キャパ的に厳しい仕事
・他の人に任せた方が効率のいい仕事など

この世はやりたくない仕事の方が多く存在し、それを「意欲的」だからと全部任せられると自分の大切な仕事に手が回らなくなります。

ここで大事な交渉術を1つお伝えします。

それは「時間を引き合い」にすることです。

まず、全部をYesと答え仕事を引き受けると、手が回らなくなり結果的に全部が雑な仕事になってしまいます。それにより上司からの評価も下がってしまえば元も子もありません。

また、Noと答えても「本当にやる気があるのか?」「全然仕事してない!」と思われてしまえば最悪です。

そのため仕事を上手く選別していくことが大事であり、ここで時間を引き合いにする交渉術が役に立ってきます。

上記画像のように伝えることで、間接的にNoと答えつつも、しっかりとタスクを管理できていると印象付けることができます。時間は限られており、余計な仕事をしている間は、大事な仕事に手をつけることができません。このトレードオフの関係を理解し、時間を意識して仕事の受け入れを判断していきましょう。

まとめ

今回は上司から高評価を貰える面談の答え方について解説していきました。自分をアピールできる面談の場は非常に重要な場です。まずは、この記事があなたの成長へと繋がっていければ幸いです。たとえ上司から良い評価を貰えなかったとしても気に病む必要はありません。しっかりと準備をしたとしても、上司がどう評価するかは上司の仕事であり、こちらがどうこうできるわけではありません。私たちは面談前に目標の立案、徹底した準備、俯瞰した自己分析しかすることができないので、この3点だけは取りこぼさないように何回も記事を読み返して自分のモノにしてください。

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